魚肉 ,WORLD COOKING RECIPE

イタリア、フィレアンチョヴィ

調理時間
  120日間
発祥地
  イタリア
場面
  昼、 夕食
お勧め世代
  全世代
お勧め飲み物
  ホワイト ワイン、ビール
構成 (100g かたくちいわし生)
  エネルギー552 Kcal, 水分 74.4 g, たんぱく質 17.5 g, 脂質 6.0 g,
  糖質 0.3 g, 織維 0 g, 灰分 1.8 g, カルシウム 60 mg, リン 180 mg,
  鉄 2.0 mg, ナトリウム 240 mg, カリウム 370 mg, レチノール 9 μg,
  カロチン 0μg, A効力 30 IU, B1 0.7 mg, B2 0.30 mg,
  ナイアシン 7.0 mg, C 0 mg.
  算出は科学技術庁資源調査会・編 四訂食品成分表による。
シェフの独り言
  フィレアンチョヴィはスパゲッティ、サンドウィッチ、サラダ、ドレッシング、カナッペ、
  トマトソース、魚ソース、卵、タルタルステーキ、ビーフステーキなど多様な料理の
  調味料に使われています。魚なのに魚の独特の臭みが少なく旨味と塩味のバラ
  ンスがとれた調味料として確立されている。イタリアのシチリア島ではローマ時代か
  らアンチョヴィを作っていたそうです、凄い歴史があるのですねー。
素材
  1 漬け込み
  578 g かたくちいわし内臓と頭付き
  173 g 食塩
  116 g 水
  867 g 計 身(フィレ) 148 g

  2 漬け込み
  148 g 身(フィレ)
   30 g 食塩
  178 g 水切り後の身(フィレ) 135 g

  3 漬け込み
  40 g オリーブオイル
  235 g フィレ

作り方
  1 かたくちいわしを水洗いする、内臓、頭はそのまま、食塩と水を加える。
  2 容器に入れ蓋をして冷暗所に4月の外気で20−30日保存する、10日後頃
    から漬け汁がピンク色から白い物質がでてクリーム色になってくる。
  4 手で皮を外しナイフで腹の皮を外すし右首元の身をつまんで尻尾の方向に身
    をはがす、左も同じ方法でする。
  5 身に食塩ふりかけ水分と別ける。
  6 身とオリーブオイルで漬ける。
  7 約2−3週するとオリーブオイルの香りでまろやかな味になる。
  
  
  
素材写真
左から、かたくちいわし、漬け込み直後の(左から食塩25%、30%、35%)、漬け込み70日目、漬け込み94日目、漬け込み148日目の魚醤、漬け込み148日目皮外しの前の状態で内臓付き漬け込みが長すぎたために身が柔らかくなりすぎ3枚おろしが出来ない失敗例です。



素材写真  
  左から、作り方を参照、漬け込み26日後の状態、漁醤、漬け込み後に手で簡単に3枚におろしたところ。

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アンチョヴィソース
  534 g かたくちいわしの頭、皮、内臓着き
   81 g 食塩
  615 g 合計

  281 g 上記のかたくちいわしの頭、皮、内臓はずしたもの
   56 g 食塩
  337 g 合計
  229 g 出来上がり

作り方
  1 かたくちいわしの頭、皮、内臓着きを食塩で22日間漬ける。
  2 いわしの頭、皮、内臓を外す。
  3 ガラス容器にいわしと食塩を入れ混ぜる。
  4 そのまま常温で保存、月に1回全体を混ぜる、4か月で柔らかくめろめろになる。
  5 5か月でジュースが上にたまり、ピューレ状になる。
  6 6か月で骨がバラバラになりソース状になった。
  7 メッシュで骨を濾しソースにする。

  
  2013年10月10日 アンチョヴィソース追加
  2008年05月30日 更新
  2006年04月05日